ECの自動出荷システムとは?メリット・デメリットを解説

公開日:2023/07/27 最終更新日:2024/02/01
自動出荷

コロナ禍の影響により、人々にECサイトでのショッピングが一気に普及しました。そこで、ECサイトの売上に力を入れる企業も多くなっているでしょう。各社売上を伸ばすために、あらゆる工夫をしています。なかでも、自動出荷システムはとても効果的です。ここでは、自動出荷システムのメリット・デメリットを紹介しています。

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自動出荷システムとは?

ECサイトで受注後に、出荷までの流れを自動化するシステムです。人の手を使うよりも効率的に作業が進むので浸透し始めています。ECサイトの受注情報は、すぐに物流倉庫に自動発信されるので、お客さんにもスムーズな商品提供が可能です。

ここでは、受注から出荷までの一般的な流れを解説します。企業によっては、必要性のある工程のみを自動化しても良いでしょう。

出荷業務のながれ・受注~在庫引当て

ECサイトにて受注後、商品番号や個数、お客さんのデータの登録が必要です。その後、物流倉庫へデータを発信し、受注情報が共有されます。物流倉庫ではたくさんの商品保管がされており、在庫管理は繊細な業務です。在庫引当てといって、受注した品数を在庫から差し引きます。

そして、現時点での販売可能な在庫数をリアルタイムで把握可能です。そのため、在庫がなくなった状態での受注を防ぎ、在庫が少なくなった時点で対処が早急に進められます。

出荷業務のながれ・ピッキング~発送

ピッキングとは商品確認を指します。受注データと照らし合わせ、商品番号やサイズ、カラーなどが正確であるか、また不良品ではないかなどを入念にチェックする作業です。お客さんに対する信頼度に繋がるので、とても慎重になる必要があります。

その後、商品の破損が起きない徹底した梱包作業を行います。適度な大きさの段ボールや緩衝材で、配送中の衝撃から商品を守る作業です。

また、段ボールなどに配送の送り状を貼り付け準備します。

そして、最後に配送業者に受け渡しをして発送完了です。企業によっては発送も自社で行うことがあるので、お客さんに届けるところまで含む場合もあります。

自動出荷のメリットは?

自動出荷システムの導入はさまざまなメリットがあります。ECサイトでの売り上げ向上に力を入れたい企業はぜひ理解していきましょう。

業務効率化

データ入力など手作業で行っている部分をシステム化することで、ヒューマンエラーをなくしスピーディーにこなすことが可能です。

作業スタッフの負担が減るので、生産性も非常に高くなります。多くの商品を取り扱っていたり、受注数が多い企業には最適です。

人件費削減

システムにて業務効率化が高まることで、人件費削減が可能です。手作業が少なくなればなるほど、人員をあてる必要がありません。経費のなかで人件費は大きな割合を占めるので、利益を出すために大きな影響力があります。

また、社内全体を見て、人員不足の部署へ人員を回すことも出来るでしょう。バランスの良い人員配置により、社内全体の効率化や生産性アップも目指せます。

サービスの向上

ECサイトでは、お客さんと企業が直接コミュニケーションをとるわけではありません。そのため、些細なミスから信用を失い、不評の口コミが広がることもあります。そこで、自動出荷システムの導入は正確な業務をかなえるので、トラブル回避に効果的です。

商品の品番が誤っていたり、指定期日の配送が出来ないなど、ヒューマンエラーを限りなくなくしていきます。リピートして利用してもらうために、満足度の高いサービス提供が可能です。

導入で気を付けたいデメリット

自動出荷システムはとても便利に感じますが、細かいことへの対処が不得意な点があります。

ここでは、具体的なデメリットも解説するので導入の際は注意をしましょう。

受注変更対応がしにくい

お客さんはECサイトを気軽に使用するため、キャンセルや発注変更が非常に多くあります。

しかし、受注した瞬間から即処理が進むので、キャンセルなどが入った場合、どこまで処理が進んでいるかの確認作業が必要です。その際、人員が必要になるので、極端に人員を減らした場合に業務が滞る可能性もあります。

導入前に、過去のキャンセルや発注変更データの量感をあらためて確認したうえで、対処する余裕を作ることが必要です。

追加発注で同梱が出来ない

同じお客さんが複数の商品を別々に発注した場合、全ての商品をまとめて梱包することが出来ません。

データ上、1つの発注取引ごとに完了するので、あらかじめお客さんへのアナウンスが必要です。送料負担の問題もあるので、お客さんが勘違いなく取引出来るよう注意しましょう。

システムエラーの発生

あらゆることがシステム化している現代ですが、時としてエラーの発生もあります。その際、いかに素早く原因追究が出来るかが重要です。

しかし、即時復旧出来ない可能性も考えられます。そこで、手動業務にも切り替えられるシステムを選ぶと安心でしょう。

システムに頼りすぎず、いざと言うときを想定し、出来る限り配送可能な状態を作る必要があります。

まとめ

ECサイトは、お客さんにとってとてもメリットがあるショッピングツールです。これから先も、一般的に使用されていくでしょう。そこで、企業は競合他社に勝つことが必要になります。コミュニケーションがない取引でも、いかにお客さんを満足させるかが重要です。自動出荷システムの導入により、スピード感や正確さなどを実現させてみてはいかがでしょうか。すぐに欲しいものが手に入る時代だからこそ、より早く、丁寧な配送は魅力の一つになります。ECサイトでも選ばれる企業になるために、自動出荷システムをぜひ導入しましょう。

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